小さな靴あと　大人女性のささやかな読書会

今月の映画 　　　　　

　　 私に会うまでの１６００キロ

監督　ジャン＝マルク・ヴァレ　　

出演　リース・ウィザースプーン　ローラ・ダン　トーマス・サドスキー
原作　『WILD』　シェルル・ストレイド著

エンゾ（Ｅ）と手毬（Ｔ）が観た映画について適当に喋ります。軽く読み流して下さい。

（Ｔ）主演のリースとローラ・ダンが主演と助演アカデミー賞にノミネートされていたね。残念ながら逃したけれど、リースは
　　　子役から出ていて芸歴が長いね。

（Ｅ）え、そうだっけ。ウィザースプーンは今回、制作にも参加しているし、彼女の出演作はぶれない感じがするよ。
　　　確か、カントリーの映画でアカデミー賞を受賞したよね。

（Ｔ）うん。『ウィオーク・ザ・ライン』だね。それは観た。歌も上手かったよ。

（Ｅ）あぁ、それそれ。ＤＶＤは買っておいてあるけど、まだ観ていないんだ。今回の私に会うまでは、内容も良かったし、
　　　元気をもらえた気がする。

（Ｔ）大自然の風景もきれいだった。でも甘くない厳しさも描いていたし。キツネも印象的な感じで出てくる。

（Ｅ）わたしは、ほら、荷物、リュックを背負うシーンがあったでしょう。背負ったらひっくり返るとこ。本当に重たいんだと
　　　思ったよ。あそこが一番印象に残っている。

（Ｔ）水とかいっぱい持っていくもんね。本もかなり持って行くなぁと思った。

（Ｅ）詩を持っていって、夜更けに独り読みながら勇気づけられる。日本ってそんな感じというか習慣はあんまりない気がする。

（Ｔ）風土性かなぁ。日本の詩は勇気づける感じの応援というよりは、自然とか悲しみを詠む詩が多いよね。大陸じゃないせい
　　　かもしれない。

（Ｅ）それと、経験者でいろいろアドバイスもしてくれる男性が、わりと脱落していったじゃない。でも初心者の彼女がやりと
　　　げる。あとでもう一人女性と合流する。あそこもよかった。

（Ｔ）そうだね。男性、若い男の子達だったけど、グループで歩いてたりもするしね。

（Ｅ）大自然と対峙して、癒やされていく姿にこちらも癒やされたなぁ｡爽やかな風に吹き抜けた感じを味わった。

（Ｔ）最後の地は「神の橋」だったね。キツネがまた現れる。原作のエッセイも評判がいいね。翻訳本が出たみたい。
　　　一度読んでみたいと思いました。