本文へスキップ

小さな靴あと 大人女性のささやかな読書会

西宮神社双六全国にあるえびす神社の総本社・西宮神社のあれこれ

商売繁盛、福の神として親しまれておられるえびす神。全国各地にお祀りされています。総本社である西宮神社は、地元で「西宮のえべっさん」と呼ばれ愛されています。

○○○○○○○○イメージ

 西宮神社双六の内容はここから(工事中)

 
 西宮神社双六を作るにあったって

 西宮といえば十日えびす、西宮神社です。十日えびすの開門
 神事福男選びが有名ですが、まさに福男がスタートする表大
 門(赤門)は重要文化財です。
 本殿は太平洋戦争の空襲で焼失するまでは国宝でした。神社
 を囲む土塀は大練塀で日本三大塀のひとつで、こちらも重要
 文化財です。
 毎年、十日えびすに出かけていますが、知らなかったと実感
 しました。西宮を拠点に活動している読書会です。西宮神社
 は文楽の祖である百太夫神社にも繋がっています。ちゃんと
              勉強して皆さまにお伝えしていきたいと思っております。

 
 西宮神社さま、西宮市郷土資料館さまのご協力を得て、西宮神社双六のたたき台が出来上
 がりました。まずは見本品として作りました。これからみなさまのご意見を頂戴し、完成
 させていきたいと思っております。


 
 

本殿
三連春日造り(春日造りの社殿を三棟連結した形式)
1663年徳川家綱による造営。国宝指定でした。
戦火により焼失(1945年)しましたが1961年
復元、再建されました。




○○○○○○○○イメージ

 表大門(赤門)

1604年、豊臣秀頼の造営。重要文化財。

四脚門、単層切妻造り、本瓦葺き。
鮮やかな朱塗りが施されていますので、「赤門」とも呼ばれてい
ます。
十日えびすの開門神事のスタートする場所です。
1月10日の午前6時、大太鼓を合図に表大門が開きます。
本殿に一番乗りした男性がその年の福男です。
以前はもっとローカルで、下駄を履いて参加される方もいたとか
年々参加者が膨れあがり、今では4,000人くらいとか。安全のた
めくじでスタート位置を決めているそうです。


○○○○○○○○イメージ

 大練塀(おおねりべい)
 

室町時代初期以前の建立と推定される全町247メートルにおよぶ
練塀です。

名古屋の熱田神宮にある信長塀、京都三十三間堂の太閤塀と並んで
天下の三大練塀と呼ばれています。(練塀とは、練った泥土と瓦を
交互に積み重ねて築き上に瓦を葺いた塀です)




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
随時更新していきます。しばらくお待ち下さいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 十日えびすに向けて


1月5日 百太夫神社祭

神社境内にあります末社の百太夫神社前にて行われます。

○○○○○○○○イメージ
かつて神社に属していた傀儡師(くぐつし)と呼ばれいていました
芸能集団が、彼らの祖、百太夫をお祀りしました。
傀儡師はえびす舞を演じながら、えびす神の御神影(おみえ)を配
り諸国を歩きました。「夷まわり」「夷かき」と呼ばれ、人気を集
め、えびす信仰の流布において、大きな役割を果たしたのです。

のちに人形を使うようになり、人形浄瑠璃の発生に寄与しました。

1月5日には西宮えびす座、徳島の阿波木偶箱まわし保存会によるご
奉納があります。えびすさま人形が鯛を釣り上げます。甘酒の振る
舞いや福撒きなども行われます。



 

○○○○○○○○イメージ

 
 逆さ門松

境内の御前で、門松が逆さまになっています。目が留まっ
てしまいます。
西宮のえびす様は、1月9日の夜に白馬に乗られて巡行され
る言い伝えがあるんです。
氏子の皆さまはえびす様のお姿を見るのは恐れ多いと、戸
を閉めて家の中で過ごします。
その時、家の門松の枝がえびす様に当たりでもしたら大変
だと、お通りになる間だけ門松を逆さにして飾ったのだそ
うです。えびす様への細やかな心遣いが、逆さ門松を飾る
風習となり今に伝わっています。




 十日えびす大祭
 1月9日宵えびす 1月10日本えびす 1月11残り福        

9日に「宵宮際」が行われます。深夜12時には神社の門がすべて閉ざされます。
神職たちは静かに忌籠(いごもり)をします。清浄な場所で身を清め、静寂の
時を過ごし、10日午前4時から始まる「十日えべす大祭」に備えます。
氏子さんたちも9日の夜には家に籠もるそうです。夜の食事は豆腐の串焼きを食
べていたと、江戸時代の文献に記されています。(今はどうなのでしょうか)


                ○○○○○○○○イメージ

 御本殿に入る前にはおはらいを
 

十日えびす大祭のおり、拝殿前で神主がおおぬさをを振っておられます。
おおさぬきを目の前で振るのは身を清め、けがれをはらう意味があるの
です。拝殿前には必ずおおぬさを受けて身を清め昇殿いたしましょう。
そういえば他の神社さまではあまり見かけないですね。




      

 
大マグロの奉納と有馬温泉の献湯式
 

○○○○○○○○イメージ1月8日には神戸市東部水産物卸売協同組合などから商売繁盛と
大漁を願って、大ぶりでカタチの良いマグロが奉納されます。
十日えびす開催中「招福大まぐろ」として拝殿に置かれます。
頭や背中などにお賽銭を張りつけ、うまく付けばお金が身に付
くで、商売繁盛、金運の願かけになっています。





1月9日は有馬温泉の商売繁盛を願う献湯が行われます。
有馬温泉より金泉が運ばれて、奉納されます。大マグロと同じく金泉も木の樽桶
に入り、拝殿に置かれています。1円玉を浮かべて拝むと福を招くといわれてい
ます。

たいがおみくじを抱えているたいみくじも人気です。
招福、福笹も忘れてはなりません。 

   
    
              
                             


バナースペース

バナースペース



  

参考文献&まとめ- 小さな靴あと  神戸 阪神間 読書会